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うつ病による、症状と心の変化

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うつによる気分的な影響

人は本来、その日の天気や、その日の会話、出会った人などの環境的な経験によってそれに応じた反応を示します。

例えば、「外に出て晴天」だと「気分も晴れやかで心も落ち着く」「学校や職場で友人に会ったら楽しくなって、会話も弾む」、という感じでしょう。

思考は、「感情」と「行動」を決定する要素です。 
うつによって、その思考にブレーキがかかり、感情が定まらず、どこか上の空になっており、体調がすぐれないので、気分が「悪い意味」で一定になってしまいます。 

「感情」と「気分」、「思考」が「定義する」とは

ここで、この本文中の「感情」と「気分」について説明します。
ここでは、「感情」は「一瞬で起こる強い反応」、「気分」は「ある程度期間的な状態」、と定義しています。

例えば、とても嬉しいことがあったとき喜ぶのは、「とても嬉しいこと」に対する「反応」なので「感情」の働きとなります。

数日間高熱が続いていて身体的にだるく、元気がないというのは、「数日間」という「ある一定の期間」における「高熱による身体のだるさによって、元気がない」という「状態」を表しているので「気分」の問題となります。

また、気分という言葉は「コンディション」という風にも言い換えられ、状態の良さはその人の「思考」を定義します。

例えば、「数日間軽い風邪である」程度ならば、まだまだ元気な人もたくさんいるでしょうが、「インフルエンザにかかり、数日間腹痛・頭痛・激しい下痢に嘔吐の症状が続いている」レベルになると、もともと元気があり、ポジティブな性分の人でも元気はつらつ、というわけにはいかず、一時的にはネガティブ思考が「定義され」ます。
つまり、ここでいう「定義する」というのは、自分の意識では止められない「自然の作用による不可避な影響」とも言えます。

うつにより定義されたゆがんだ思考は、行動面に影響を及ぼす            

行動が鈍り、決断が遅れるのは、思考にブレーキがかかっているからです。
なにかの行動を決定するには思考が介しますが(問題を解くときはその解法を展開する、スポーツでアクションを取る際、状況を考える)、
思考がゆがむと、本来求められる行動からずれてしまうこととなり、正確さに欠けてしまいます。

うつの心的な影響

これは「思考を再定義」することです。 
健康である時は、「問題の解決」のための思考が定義され、その思考で行動を定義します。 
しかし、何らかの原因でうつになっていると沈んだ気分によってネガティブである、本来必要でない思考が定義されます  
(このように、健全な思考がゆがんだものに塗り替えられることを「思考の再定義」という言葉を用いて表しています)。 
前者は「具体的な解決策」を定義し、後者は「具体性にかける(うつの症状には「何となく」といった理由のないものが多い)問題」 
を定義しています。 
本来、成し遂げるべきだった問題(目標)がどこにあったのかを忘れ、後者の思考によって定義された「不正な問題」が頭を支配するので 
訳がわからず一人相撲をしてしまい、深みにはまります。 

うつによる身体的な影響

先の心的影響で述べた「不正な問題」によって、ストレスがたまってホルモンバランスを乱し、 
「不正な問題」が、身体的に作用することで、ついに現実問題にまで発展してしまいます。 

思考のゆがみによる一連の負の循環は、本来の自分を損なう原因ともなります。 

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