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うつ病発症後の「焦り」と「不安」

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うつ病発症から

うつ病によって、
・学校や仕事を休みがち
・休学中、休職中
・学校仕事を辞めた後
の状態の時に、「また学校に戻ろう」「会社に復帰して働かないと」と考えてしまって焦ったり不安になったりすると思います。

同僚やクラスメイトの顔が思い浮かぶし、休みの期間が長いと復帰するときの気まずい空気を想像してしまいます。

そして、その「焦り」と「不安」で、更に調子が悪く・・、そう、調子が悪くなるのが分かっているのです。だけど、その焦りと不安を消すことができない、薬を飲んで一時はごまかすことはできても。

焦らずに休養して、キチンと社会に適応できる状態で、元の生活に戻りたいと考えますよね。だから、社会に適応できていない、元の生活に戻っていないから「焦る」し、「不安」なんです・・・と悪循環になっています。

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私のうつ病発症後

私は、うつ病との診断後しばらくは、毎日、精神安定剤や睡眠導入剤を飲みながら会社に行っていました。

会社では、ほぼデスクワークで、プログラミングなどをしていました。実務経験は浅く、先輩に教えてもらいながら、調べながら学んでいました。当時は、VisualBasicとか、C言語とかいう、パソコン画面にアルファベット打ち込んで作っていました(今では見ることもなくサッパリ分かりませんが)。

服薬によって、不眠などの症状は改善されたものの、仕事内容や上司の話が頭に入らず、よくミスを仕出かすようになったのです。また、食欲も薄れていきました。

これは、参りました!!気分の落ち込みや圧迫感はなくなったのですが、覚えられない、内容が途切れて入っている、という状態でした。
人がしゃべっている日本語も分かっていたかどうか(笑)。

上司や同僚に事情を話し、仕事の負担を減らしてもらいましたが、数ヵ月後には休職しました。精神面を整えて復帰するためにしっかり休養しようと、頑張りました(いやいやいや、むしろそこは頑張るところじゃないけど・・(汗))。

半年間の休職期間をもらって、通院とカウンセリング、散歩などの気晴らしで、気分の落ち込みや気分転換をしようとしていましたが、休職前にしていた仕事が気になったり、復職が1日でも早まるように仕事内容に関する書籍を読んだり。何か楽しみや趣味を作ろうと、興味の無い分野を知ろうとしたりしていました。
これでは、休養しているつもりで、頭の中は忙しいままでした。

なぜ「焦り」、「不安」になるのか

この「焦り」「不安」とは何なんでしょうか?
普通、怪我や病気で入院や療養となると、長くて数ヶ月というくらいです。医師から治療期間も告げられるし、症状によっては復帰が無理な場合もあるでしょうが、おおよその目安が分かります。

しかし、うつ病など精神疾患は復帰のメドが立ちません。症状も問診で決められるし、「しばらく休養しましょう」と言われるだけで、いつどのように変化していくのかも分からないまま。

これからどうなるのか、今の自分の状態はなんで?とクエスチョンがたくさん出てきます。そして、
仕事(学校)へ戻って、もとの生活に戻さないといけない
この、「うつ病」を早く脱しなければならない
と考えてしまいます。

これでは、ゆっくり休養できませんよね?
病院で処方される、安定剤や睡眠薬も頭の回転を抑えてくれる役目です。考えすぎを薬を使って無理やり、思考力低下させているんですから、ブレーキを踏みながらアクセルを噴かすようなものです。

周りの友人や同僚が、しっかり働いている(勉強している)・休日を楽しんでいると思うと、取り残された感があります。今の自分の状態は「良くない」「本来の自分ではない」って思ってしまうので、理想と現実のギャップに苦しみます。

 現実を違った見方で見てしまう、「認知の歪み(ゆがみ)」というのもあります。
「認知の歪み」はまた別の機会に。

周囲の友人同僚が仕事をしている、今は給料がない、日中プラプラしている、と。
自分がこうあるべき、そう考えがあるので、現状を受け入れられず認めることができません。

だからこそ、心療内科などに通院して、カウンセリングを受けて、薬をもらうわけです。思考停止状態にしているんです。

ある程度の休養・療養を経ると、だんだん動けるようになり、目の前のことを考えるようになります。

ついつい無理をする

今までの居場所(学校や職場、家庭)に居辛くなって、新しい環境に夢を見てしまいます。無いですか?
新しい住居、新しい仕事、行った事のない場所、を求めて。ちょっとした自分探しの旅行だったり。別の仕事を探してみたり、資格の勉強をしてみたり。

その結果、元の自分とは全然違う人を目指していたりして。
そう、無理をしてしまうんです、ありませんか?

私も実は、遠くの知らない土地(国内ですが)に旅行へ行ったり、ハローワークでよく分からない分野の仕事探しをしたり・・・自分が見えていなかったのでしょうが、後で「こういう時期だったのかなぁ」と思いました。資格試験も考えました。司法試験の勉強しようかな、とか本気で思って、本を買ったりしましたよ(笑)。

新しい何かを探す時期、というのは避けられないのかもしれません。
なので、無理しないくらいで、自分探しをしたらいいと思います。

自分は「そこ」ではなく、「ここにいるんだ」って気付くかもしれませんよ。
後日ですが、電話していた友人に突っ込まれました。
私「自分探しに行ってきたよ」
友「どこに?」
私「九州や北海道」
友「○○(私)は、そこで見つかった?」
私「・・・いや居なかった」

体調や気分が回復してくると、何かを始めようとして考えて動きますが、その途中でまた気力が尽きて伏せってしまいます。良くなったり悪くなったりを繰り返す中で、何かにチャレンジしては挫折する、も繰り返してしまいます。

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焦りの中の諦め

学校や職場に復帰して、もとの仕事や生活に早く戻らないといけない、と考えると体調も悪化してしまいます。
本当に「焦り」「不安」をなくそうとするならば、今の状況を受けれて、「人」はどう考えて行動しているか、「私」はどう思って行動しているか、振り返ってみることです。
「あれ、私は他の人と考え方や行動パターンが違うなぁ」とか普通にあると思いますよ。それが普通なんです、差が大きいか小さいかだけで。

「あの人は自己主張が強いなぁ~」とか「自分の意見をはっきり言えているー」とか感心することがあって、「私はなかなか言えない・・・」と思うことがあるでしょう。
もちろん、それならば私も主義主張を言うようにしよう、って考えます。
でも、今までそうしていなかったら、すぐにはできないですよね?

「こうありたい」という理想と、「今の自分」という現実のギャップです。悩みますよね。
ですが、これは割り切りです!!というと身も蓋もないんですが(汗)。
まずは、今のギャップがあることを認めて、諦めることです。
今の自分を認めましょう。「そんな私でもいい」と。

そして現状でできることを

 「主義主張をはっきり言うようにしよう」という理想は諦めなくてもいいんです。ただ、理想のハードルを低くして、それを目指して少しずつ変えていこう、とすることです。「自分の言いたい意見も入れていこう」と。すぐにはできません。変わりません。でも、目指す理想に近づく感覚でいることです。

どうしても、社会復帰とか、仕事をして収入を得るとか、考えますけどね。
今まで持っていた常識に囚われ過ぎない、ということです。
生活水準も絶対に維持しよう、向上させようとずっと考えるとしんどいです。
まずは、現状でできることをして、今ここから始めましょう。

もちろん、新しい事を始めて、見える世界を広げることは大切ですし、私もやってみて後悔することはあっても、本当に無駄だったかというとそうでもないです。
むしろ、そこからもっと伸び代があったのではないかと、振り返りました。

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