スポンサーリンク

新型うつ病10~新型うつ病からの復帰

Pocket

 

現在の私はまさに回復期(復帰の手前)です。
仕事への復帰、家族としての復帰など、さまざまな復帰ラインに立っています。
これは、社会の一員として『働く』という事と、私なりに家族の一員として役割を果たすというものです。
これはあくまでも私の考え方となります。

■仕事への復帰(社会の一員として)
私は新型うつ病を患ってからというものの、パートやアルバイトに失敗しています。
その失敗は、主治医のアドバイスを聞かずに「働かねばならない」という焦りの気持ちから生まれたものです。
そして、療養をする事13年、ようやく働く許可をもらいました。
「週に2・3回から」
という条件のもと。
私も過去の失敗から、いきなりフルタイムとは考えていなかったのですが、
毎日3・4時間くらい働きたいという気持ちがありました。
しかし、主治医に条件を提示された今、それを?むしかありません。
今は、在宅で仕事をしています。
PC作業での仕事で、時間と体調に融通が利くという事で選びました。もちろん興味のある事でもあります。
家族、主治医以外の人と関わって、会話をするなんて13年ぶりです。
マイペースにできるという事をうまく活かして、これからも続けていきたいと思っています。

■家族の一員としての復帰
私には子どもはいません。
理由はあるのですが、ここではそれよりも、夫婦としての関係をお話します。

私たち夫婦は、とても仲が良く、お互いを良く理解しているつもりでした。
そこに現れた新型うつ病。私たち夫婦は、大きな波をたくさん乗り越え、現在に至っています。
私が新型うつ病になった時、夫は戸惑いつつも受け入れてくれ、家事(食事作り)をしてくれていました。
そして今、その夫に楽しんで料理を作れるようになりました。
しかも、カロリー、栄耀バランスを考えたものです。
家から全然出られなかったのに、毎日買い物に行っています。
『主婦』を完璧にという訳ではありませんが、私なりに頑張っています。それも楽しんで。
そして、幸せを感じています。
まだ薬は服用中ですが、徐々に減らしていずれ薬なしで色々な事をしていきたいです。
回復期の今、あまり頑張り過ぎてはいけないという現実もあります。
『つけ』がくるかもしれないからです。
とりあえず今は『落ちる』時は殆どなくなったのですが、時々頭痛に襲われます。
それは、『無理をした』というサインだと主治医は言います。
まだ現在の私には、無理の境界線があいまいで、どこまですれば、と思う時もあります。
でも、『精一杯生きる』という事は、とても幸せで充実していて、楽しいんです。
だから私は頑張っています。
そうする事で、私は13年の月日をプラスに変換できると思っています。

■最後に
私は13年を無駄な時間だったとは思いません。
凄く辛い日々でした。命を絶ちたいと思えるほどに。
しかし、主治医との出会い、夫の協力などにより、『支えられる事』というものを学びました。
それは、とても大切な事だと思っています。
お年を召した方を支える、障がいをお持ちの方を支える…そんな社会の在り方を学んだのです。
私の仕事は福祉…支える側でした。
でもその働き方の中には、支えられる側に立った視点を考えていた『つもり』、があったのかもしれません。
新型うつ病になり、なかなか本当の意味での理解を得られるのが難しいという事を経験し、
当事者の気持ちに寄り添うという気持ちは、口では簡単に言えても、
行動に起こすのは難しいのではないかと思えます。

年齢、性別、障がいなどに囚われず、
一人一人の人権・存在を尊重していく社会になれればと願わずにいられません。
新型うつ病は、決して楽しそうな病気ではありません。
生きるのに必死なのです。
どうぞ、そのあたりを理解して頂ければと思います。

Pocket

▲トップへ戻る