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新型うつ病9~家族、友人の対応

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新型うつ病と、家族・友人の対応は、非常に難しい関係になります。
うつ病だと言っても、新型うつ病の場合、元気に見えるからです。
それなのに会社を休んだり、好きな事をしている…どう見ても、仮病にしか見えません。
家族や友人に理解してもらえるケースの方が少ないのではないでしょうか。

■私の夫の場合
夫は労務関係の仕事をしていて、うつ病にも詳しい人です。研修などにも出かけるほどに。
でもその夫にさえ、理解してもらうのに、約2年ほどかかりました。
それほど理解が難しい病気なのです。
当時は新型って何!? という時代だったので、より一層難しかったのでしょう。
そんな中でも、夫はなるべく残業をしないよう(会社とも連携して)配慮してくれ、
そして食事を作ってくれました。
私は時には仕事中の夫に泣きながら電話やメールをして、
「辛い」「手首切った」など、まるで脅すかのような行動をし、大変困らせました。
それでも夫は私を責めず、「病気がそうさせているだけ」と私を受け入れてくれました。
本当に感謝が絶えません。

そして、新型うつ病のテレビ番組があると必ず録画して、一緒に見ます。
「そう、こんな気持ちになるの」など、私は自分の精神状態を伝えます。
そうやって、幾度の山を乗り越えてきました。

■私と友人の場合
もう、これは『悲しい』に尽きます。
新型うつ病になった時、私は友人達に電話をして、「うつになっちゃった~」
とやや自慢気に話したのを覚えています。
何で自慢?と思われるかもしれませんが、どれだけ自分が苦しんできて今の病気があるか、
休んでも療養休暇でお金が支払われるんだよ、などと言ってしまっていたのです。
今思えば、誰でも嫌気がさしますよね。
友人たちも頑張って働いているのに、私は友人たちの気持ちを考えず、自分の事ばかりだったのです。

その結果、皆離れていきました。
今でもそうです。
私の結婚式に来てくれた友人たち全員が、今やいません。
友人に新型うつ病になったばかりの頃の事を謝るメールを送っても、音信不通です。
私はかけがいのない友人という宝を失ってしまいました。

理解してもらえるように、もっと慎重になるべきだった…今そう思っても、後の祭りです。
一度失った関係は修復する事は不可能でした。

そして、今の私の友人たちと言えるのは、ネットで知り合った、うつ病の人たちです。
気持ちを分かち合い、悩みを言い合い、時には励まし、時にはアドバイスをもらったリ…。
それが今の唯一の救いです。
今のこの友人たちを大事にしたいと思っています。
ネットを全て信じ込む事は危険ですが、拠りどころの一つとして考えるのは有りではないでしょうか。
というか、それしか関係が築けません。

■私の両親の場合
初めて私が「新型うつ病になった」と告げた時、
両親は「きつそうに働いていたもんね」とすぐに納得してくれました。
しかし、ちょっとお節介? 心配性? なのか、私を硝子細工のように扱います。
それがたまらなく辛いです。
私はとっくに成人しているし、結婚だってしている。
だから心配されると、自分がどれだけ情けないかと思ってしまうんです。
まぁ、両親だから心配するのは当然かもしれません。理解してくれる両親がいるだけ幸せなのでしょう。
ここが難しいポイントだと思います。

新型うつ病も従来のうつ病も、誰もがいつでもなっておかしくありません。
という事は、理解されなければ、家族も友人も両親とも距離ができ、
最悪別離があるという事が誰にでもありえるとう事です。
うつ病はなった本人にしか辛さが分からない精神的なものだからこそ、
誰もが常に情報を集め、更新していく必要があると思います。
それが患者の為、周囲の人の為であると思います。

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