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うつ病4~私のうつ病と仕事1

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自閉症スペクトラムには幅があります。
軽度にあたる場合、通常通りの就職が可能です。
偶然にも適切な職場に巡り合えた人は本当に幸運です。
仕事が合えば別に精神面の弱さなど気にしなくてよいのです。
大卒者の3割が3年以内に退職する、企業とのミスマッチが叫ばれて久しいですが、
これは日本社会がより高度なコミュニケーション能力を求め始めたからではないでしょうか。
事務作業の大半をパソコンがこなし、単純作業従事者の割合が激減したのです。
一人1台パソコン使用ですと必要最小限の事務連絡しかしませんし、
複数の人と会話をする会議というもっとも不得手な場面が
就業時間の高い割合で発生します。
人と歩調が合わない人が目立ってくる社会です。

1入社

よくわからずにメーカーへ入社しました。
採用試験は3回あり、筆記・面接・2次面接でした。
とりあえずたくさんエントリーし、最後に一番大きな会社を選択しました。
なにもやりたい仕事などありません。
ただ多くの人が卒業後は就職というステージに変わるので自分もそうしました。

当時は誰でも大きな企業に採用されました。
初任給基本給が17万8千円です。良いほうでした。

2研修

4月、すぐに新入社員研修が始まりました。そこは研究開発場所に研修施設も宿泊施設も完備していました。
月曜から金曜まで、2ヶ月もそこで過ごすのです。
大勢と寝食ともに。部屋は4人部屋でした。
シャワートイレは共同、テレビも30人に1台でした。
初めての他人との共同生活です。すぐに苦痛になりました。
しかし幸いにもこの頃は眠りは十分とれました。

朝起きて広場へ集合し、ラジオ体操をします。
研修期間へ戻って食堂朝食をとり、9時から社員研修です。
社歌斉唱に、社訓の読み上げ、着席して社員としての心得、事務ルール、電話応対、礼や名刺交換のしかた、
グループでテーマを決めての発表(どのような社員が理想的か)他50項目位のメニューをこなしていきました。
またここでも班活動です。
嫌々ながらもなんとか通過しました。
金曜日夕方に実家へ帰ることができます。
そして日曜日の夕方にまた研修所へ戻ります。

そして実践研修として3ヶ月目の1ヶ月間は自宅から通える直販店で研修です。
これは店で販売を体験するという趣旨ですが実際はただの掃除やチラシ配布を手伝うだけです。
そこは夫婦が営むお店でアルバイト店員二人がいました。私のような研修生を毎年受け入れている様子です。
給与は研修生の所属会社が払いますから無料で使えるお手伝いさんです。3年後にこの制度はなくなりました。
贅沢な時代でした。

合計3ヶ月の研修でした。よくできたな、と思います。
若いから、精神疾患に気付かない頃だったから、職場体験がはじめてだから、
です。
研修所で周りは、特に相部屋の他3名の女性は気づいていたと思います。
私が少し変だということを。
やたら一人になりたがる、皆と同じものを自分も買うとかそういった同調行動が少ないことです。
すでに発達障害および軽度のうつ状態と考えると納得できます。
研修期間は学生生活と似ていて同じ教室で同じ教材で学ぶのですが、理解が遅いです。
特に記憶が難しいようですぐに他の人たちから遅れていきました。

でもなんとかクビにならずに研修を終えられました。

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