医者が飲みたくない薬とは

医者が絶対飲まない薬
「現代ビジネス」に「医者が絶対飲まないクスリ」の一覧が載っていました。
医者が、患者には出すけど、自分では絶対に飲みたくない薬・・・。
広い範囲の疾患に対する薬が挙げられていて
・飲んでも意味がない
・副作用がきつくて、死に掛けた
・効果が薄い
という。
いやいや、「意味がない」とか「死に掛けた」とか、尋常じゃないですよー。
まだ、効果が薄い程度なら分かりますが。心配になります。
インフルエンザで有名な「タミフル」
孫に処方された薬の相談を受けて、その医者は「投薬を止めて安静にするよう」に助言したそうです。
風邪薬やインフルエンザ薬など一般的なクスリもあるのですが、うつ病に使う薬も多く載っていました。
その中で、うつ病のクスリについて副作用についてまとめてみました。
うつ病薬の副作用
・パロキセチン(商品名:パキシル)
抗コリン作用(口渇、便秘、尿閉など)
ふらつき、めまい
吐き気
眠気、不眠
性機能障害
体重増加
抗コリン作用とは、神経伝達物質のアセチルコリンが全身の神経を通っていて、この物質を阻害する働きのことです。血管や消化器系、臓器、呼吸器系などさまざまです。
・フルボキサミン(商品名:ルボックス、デプロメール)
口渇、便秘
ふらつき、めまい
吐き気
眠気、不眠
性機能障害
体重増加
抗ヒスタミン作用によって、眠気や体重増加があります。
・ミルタザピン(商品名:リフレックス、レメロン)
抗ヒスタミン作用があります。眠気や体重増加です。
花粉症の薬と同様の作用です。
・ミルナシプラン(商品名:トレドミン)
尿閉や、抗コリン作用が強いです。
・オランザピン(商品名:ジプレキサ)
特に、体重増加です。食欲が出ます。
・エスシタロブラム(商品名:レクサプロ)
もっとも強いのが、性機能障害つまり性欲がなくなったり、勃起しなくなったり、膣分泌液が減ったりです。
以上が、副作用の中でも、特に目立つもの、強いものです。
本当に、添付文書を丁寧に読むと、副作用が数十も羅列されています。
読む終える前に、眠ってしまいそうです(笑)。
でも診察で処方されたら
こんな副作用が出ていると、とても不安になります。
本来なら薬は、毒薬でもあると理解した方がいいと思うのですが、症状がひどく苦しんでいる状態であれば、当面は仕方が無いのかもしれません。
もし、療養中で服薬しているのでしたら、今の薬で副作用が出ている、または調子が良くない、というのでしたら、
1.まず処方された病院の医師や、薬局の薬剤師に報告
2.入院するほどの重い症状の場合、医薬品副作用被害救済制度を利用
(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 にお問い合わせ)
となります。
が、病気での症状か、薬での副作用か、分かりにくいことが多いと思います。
療養中の、体調の変化・生活パターン、食事、薬の変更を記録しておきましょう。
(出典「2015年03月21日(土) 現役医師20人に聞いた「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」糖尿病 高血圧 花粉症 インフルエンザ完全保存版一覧表」)